【SDGsに関連するニュース】まとめ2

SDGsに関連したニュースが増えてきて、ちょいちょいブックマークしておくけどなかなか見返さず、タブだけが増えていくので整理・備忘録を兼ねてニュースを整理。
まとめ1はこっち
7月1日作成
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5月15日(土)「SDGs」の認知度が54.2%に上昇 最も意識されている行動は「レジ袋の持参」
電通とスターツがそれぞれ行ったSDGsに関する意識調査の結果を記事にしたもの。
電通が調査するのは4回目→「第4回SDGsに関する生活者調査」
前回約1年前と比較して認知率は倍増の54%、中でも10代の認知率は70%以上と。Z世代?のほうが意識が高いのか、情報に触れる機会が多いのか→指導要領に入って授業で取り扱うことが増えたのはありそう。
自分の会社では、日経新聞を毎日読んでるエライ方がぜんぜんわかってなかったりして、新聞の何を見てるんだろーかと思ったりもする。男女差で見るとどの年代でも男性のほうが認知度が高い。のはなんでなんだろう。
SDGsに関する商品、サービス利用意向については、レジ袋を持参することを筆頭に、機能的に問題のないものの購入、量り売り、不用品のフリマアプリ活用、と続いたとのこと。「もったいない」「ゴミ・ロスの減少」の意識が高いというか、個人で始めやすい取り組みということだろうな。
また企業が取り組むSDGsに対し、その活動を知ると企業のイメージが良くなると回答した人が74.9%いたと。これを見るとやっぱ企業はイメージ戦略としてSDGsを打ち出したほうが良いって流れも加速しそう。これまで顧客に対する価値や顧客課題解決って言ってきた製品の見方を変える、視点を変えた表現にすることに対して非積極的な対応・印象を持っている企業もいるがこれで後押しされるきっかけになるものだろーか。
自分の仕事にももっとがっつりSDGsを絡めて考えてみても良いのかもしれない。
なんか急がないと、自分ごときの知識すぐに一般化しそう、ていうかすでにされてそう。
(7月1日)

5月25日(火)SDGs推進へ 沖縄県にパートナーに登録
沖縄テレビ放送の記事。沖縄県が公募しているSDGsパートナーに、新たに40の企業、団体が登録されたとのこと。沖縄県では、「沖縄21世紀ビジョン」の中で県内に事業所を有する企業・団体を対象に、SDGsパートナーとして一緒に活動する団体を公募している。
沖縄が目指す2030年に向けた基本理念は『21世紀に求められる人権尊重と共生の精神を基に、“時代を切り拓き、世界と交流し、ともに支え合う平和で豊かな「美ら島」おきなわ”を創造する。』。
今回は環境負荷が小さい商品を開発する企業やこどもの居場所づくりを行う団体が選ばれたとのこと。こどもの居場所については、全国の中でも沖縄は貧困率が高い地域てこともあり、こどもの貧困も多いエリアなのでニーズ高そう。
沖縄県は県のsdgsサイトも立ち上げていて注力しているのがよくわかる。と思ってるけど、つい先日6月30日に発表されたSDGsへの取り組み評価が高い都道府県ランキングでは沖縄は23位、ほぼ平均点組。積極的に取り組んではいるけど県民の評価はまだいまひとつ、ってところか。
(7月2日)

5月26日(水)”とりあえずのSDGs”ではなく本質的なアクションを。生活者に指示されるSDGs発信のポイント
MarkeZineの編集者が、トライバルメディアハウスに取材した記事。トライバルメディアハウスは2020年にSDGsアクションを支援する「Good Tide」を発足したとのこと。
企業のSDGsへの取り組みが本格化し始めたのは2019年ごろ、ただし取り組むことに決めたものの何をどうすれば良いか迷っている状態が続いていた。2020年、コロナによる事業活動の停滞により、企業の自社振り返りというかSDGsに意識を向けることにした企業が増えたように思う。
取材にある企業の取り組み方のサポート事例では、組織横断のSDGsアクション組織組成→事業内容をSDGsに落とし込み→情報発信、とスタンダードな方法。とはいえ、この組織を作るのが割と難儀する。経営層の本気度と責任のもとに、裁量権を持たせた組織をつくるというのができれば、概ね企業のSDGsアクションは成功に向かえると感じる。こういう会社の仕事はあと数年はニーズがありそう。
(7月4日)

5月27日(木)SDGs未来都市に 本年度、都内から墨田区と江戸川区の2区が選定
東京新聞の記事。2018年度から、国が毎年約30自治体を「SDGs未来都市」として選定しているが、今年度東京都からは墨田区と江戸川区が選定され、墨田区は「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれたとのこと。東京では昨年度までに日野市、豊島区などが選ばれている。
墨田区は「『働きがい』を『生きがい』と暮らしにつなげるデザイン」を計画のタイトルとして設定。昔から根付くものづくりの文化にSDGsの要素を絡めた製品の開発やプロトタイプを作成するとのこと。墨田区は全国でも有数のものづくり産地で、100年企業も多く存在する。東京の伝統的工芸品に選ばれているものも多くが墨田区で製作されていたりする。ものづくりのノウハウを活かした、地元企業とのコラボによる地域課題を解決する商品、どんなものができるのか興味がある。
江戸川区は「海抜ゼロメートルのまち江戸川区が目指す『SDGs=地域共生社会』先進都市」をテーマとし、気候変動適応センターや区のSDGs推進センターを軸に脱炭素や温暖化対策、水資源保全の取り組みを行うとのこと。1000以上もある区事業すべてにSDGsの目標を関連付けたというのも意気込みを感じる。
ふたつのまちの総合計画を見てみて具体的な内容をみるのも面白そうかも。
(7月5日)

5月30日(日)SDGs、まずは知ることから お笑いコンビ「EXIT」りんたろー。さん、兼近大樹さん
毎日新聞の記事。有料記事なので冒頭部分しかわからないけど、記者が二人にインタビューしている。SDGsがメディアによく出てくるようになった中で、若者代表な感じでテレビに限らずいろんなイベントに出てるのがこの二人。デビュー当初から、だいぶチャラい系芸人なのに一人は保父さん?ベビーシッター?でもう一人は介護施設で働いていたっていう経歴もあって印象に残ってたな。吉本興業がSDGsに取り組むことを宣言して内閣府の表彰受けたのも大きいニュースだけど、その中で「SDGs-1グランプリ」てイベントでネタを考えることになったことがSDGsを知ったきっかけだったとのこと。
若者に影響力のある人気者が、ふざけず楽しくこういうことを話したり積極的に取り組むことは、ちょっと前ならダサイって思われがちだった気がする。最近は若者のほうが意志のある購買行動だったりSDGsネイティブな感じがあるから、こういうのもカッコイイってイメージになるんだろうなぁ
記事が全部読めないとなかなか書きづらい。
(7月6日)

6月4日(金)サステナビリティの先にある概念「リジェネレーション」とは?
IDEAS FOR GOODというメルマガの記事。
日本ではようやっと浸透してきた「持続可能」をとびこえて、世界の最先端では、持続可能では地球上の資源が間に合わない、「再生」する必要があるとして「リジェネレーション」「リジェネレイティブ」という言葉が使われ、再生を目的とした活動も始まっているとのこと。
持続可能であることは、現代のニーズを満たしつつ将来のニーズも満たそうって考え方だけど、多くはなるべく資源を使わないって方向に行ってしまってるという警鐘があって、その活動は別に地球に良いことをしているわけではない、プラマイゼロ(またはマイナス)じゃねって考え方。Regenesis Groupのビル・リード氏によると、サステナビリティの考え方は人間と自然が分断された考え方であって、リジェネレーションは人間も自然界のシステムの一部だという考え方。
個人的には人間が自然の一部であること、自然界システムに組み込まれていることは当たり前だと思っているのでサステナビリティがそういう考え方に基づいていなかったのか?てところは疑問が残る。同じ違和感はSociety5.0の「人間中心の世界云々」の部分にも該当する。サステナビリティというより、SDGsの開発・発展部分の印象が強くて定義が分かれるのかな。
リジェネレーションの考え方がサーキュラーエコノミーにもつながっていることは理解しやすい。「改善」でなく「変革」をもってシステムを見直すということが求められているのはSDGsも同じはずだけど、普及の過程でもともとの志向が鈍化というかしてしまっているのかもしれない。SDGsを環境問題または+人権問題って考えている人もやたら多いし。
事業をすればするほど再生されていく仕組み、構造を考えるのはかなりクリエイティブだなぁ。
リジェネレーションの概念として「繁栄」が重要なキーワードであること、繁栄した社会には「尊厳」「機会」「コミュニティ」があるらしい。難しい。
この記事結構長くて、リジェネラティブ・エコノミーの8原則や世界の事例として再生×街づくり、再生×農業、再生×観光業があげられている。
定義は少し異なるかもしれないけど、トレードオフに気を付ける考え方や抜本的な改革や挑戦が必要なことは変わりない。日本に入ってくる、普及するのはあと2年くらいかかるかなぁ、、
(7月7日)

6月8日(火)日本におけるSDGsの重要な課題は「ジェンダー」と「環境」
ニッポン放送の「あさナビ」で一般社団法人SDGsアントレプレナーズの青柳仁士氏が出演した際の記事。
6月7日から1週間ゲストとして出演されたようで、記事も5日分あり、SDGsについて掘り下げた内容になってる。
日本が世界的に遅れをとっている課題のひとつが「ジェンダー」。前から言われていることだけど今年のランキングでもまた順位下がったんじゃなかったけな。企業の女性管理職の平均はもちろん、就職・就学でも格差がある。
もうひとつ、大きな課題が「環境」。日本は食料自給率も低いが、基本的にいろんなものを輸入している。プラス、大量生産大量消費国。リジェネレーションの立場でいうと、持続可能ではなくて再生してかねばくらいの気持ちでいかないといけないだろうな。リサイクルどころじゃない。
トークの中では日本の貧困「相対的貧困」について、企業の取り組み、企業が取り組むことのメリット(デメリット)にも触れてた。わかりやすい内容だったのでこの5回シリーズは初心者向けに良さそう。
青柳さんは1回一緒に仕事をさせていただいたというか発注させてもらったことがある。実際に国連に携わっていた経歴もあり、かなり深い考察と知見をお持ちの方。またどこかで仕事できたら良いなぁ。
(7月8日)

6月22日(火) SDGs「2030アジェンダ」報告書を
日テレNEWS24の記事。日本政府が22日、SDGs推進本部を開き4年ぶりに報告書をまとめたとのこと。来月の国連フォーラムで発表予定。再生可能エネルギーについて浸透している一方、ジェンダーの課題は深刻化しているとのこと。
ていうか、え、報告書4年ぶりって。2020年はコロナショックがあったにせよ、安倍政権、立ち上げ以降動いていなかったのか。まじか。そういえば確かにSDGsランキングって世界の評価機関がしたやつで、日本の報告書ってなかった、、それじゃー国内に対しての説得力もなかろうな。
国連フォーラム、注視しよう。
(7月9日)

7月1日(木) これが大事なSDGs 地域の草刈りとごみ拾い
STVの記事。札幌市南区の住民が、SDGsの取り組みの一環として国道230号沿いの草刈りやゴミ拾いを行ったとのこと。持続可能な活動にしていくそう。
短い記事だけど、良いなぁこういう活動。できることからちょっとずつ、継続してやるって意外と難しい。学校とかだと年毎に学生も変わるし、同じ温度感で続けることはなかなか難しかったりする。
この活動が関連するターゲット、3.6の交通事故減とか、4.4働きがいがあり人間らしい仕事をする技能を身につけるとか、11.2交通の安全性改善、11.3誰もが参加して持続可能なまちづくり、あたりかなぁ。
この活動は無償なんだろうか。ボランティアとしての持続可能も大事だけど、より持続的な活動にしていくために経済循環というか、労働に対する成果が収入として得られる仕組みも必要だと思う。そこが、人が変わったりして温度感が変わっても続けられるひとつの解決策になったりしそう。
(7月11日)

7月7日(水)SDGsは伝説の「ライブ・エイド」が原点だった?貧困撲滅運動ヒストリー
ダイヤモンドオンラインの記事。サニーサイドアップの次原氏が、同社の活動とライブ・エイドからつながる貧困撲滅運動について語られたもの。
ライブ・エイドは『ボヘミアン・ラプソディ』で初めて知った。20世紀で一番成功したチャリティライブとのこと。ライブで集まった総額は当時の日本円で約280億円という金額だったけど、アフリカ諸国が借金している額の利子1週間分にしかならなかったというのが衝撃。ただ、その流れが続いて2005年「ホワイトバンドプロジェクト」として動き出し、チャリティライブとは違う形でたくさんの人を動かし、ついに世界政府や国際通貨基金を動かし、ライブ以上の経済効果を発揮したとのこと。ODAの金額も上がったようで、SDGsの前身であるMDGsが掲げた「貧困の半減」目標に近づける効果があったんだろうなと思う。
サニーサイドアップ社もこのプロジェクトを日本国内に広める活動を行ったが、会社としてはかなりの赤字だったとのこと。そこで、持続可能な活動のためには企業がきちんと利益を出すことを訴えている。これはいわゆるこれまでの企業メセナとか利益の一部を社会貢献活動に充てるという考え方ではない、本来のCSRや最近でいうCSVにつながる考え方。SDGsも、ボランティア活動では継続できないのでCSVと似た概念だとよく言われる。
原点でいうと環境系とかもすこし違うルートの話もあるのでなんとも言えないけど、大きい流れの契機のひとつになっていることは確かなんだろうと思う。そんで、政府とか行政がいくら意識高く活動してもなかなか課題は解決しなくて、民間ベースというか、地球に生きる住人ひとりひとりが少しずつ意識して、それがステータスになるような文化が形成されるととてつもなく大きな力になることの好例。今は行政向け提案みたいな仕事が多くなってきたけど、民間が主導して既成事実を作って行政に乗ってもらうというか、動かざるを得ない状況づくりがいるかなぁ。
(7月12日)

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