【SDGsに関連するニュース】まとめ2

SDGsに関連したニュースが増えてきて、ちょいちょいブックマークしておくけどなかなか見返さず、タブだけが増えていくので整理・備忘録を兼ねてニュースを整理。
まとめ1はこっち
7月1日作成
7月2日更新 7月4日更新 7月5日更新 7月6日更新 7月7日更新 7月8日更新 7月9日更新 7月11日更新 7月12日更新

5月15日(土)「SDGs」の認知度が54.2%に上昇 最も意識されている行動は「レジ袋の持参」
電通とスターツがそれぞれ行ったSDGsに関する意識調査の結果を記事にしたもの。
電通が調査するのは4回目→「第4回SDGsに関する生活者調査」
前回約1年前と比較して認知率は倍増の54%、中でも10代の認知率は70%以上と。Z世代?のほうが意識が高いのか、情報に触れる機会が多いのか→指導要領に入って授業で取り扱うことが増えたのはありそう。
自分の会社では、日経新聞を毎日読んでるエライ方がぜんぜんわかってなかったりして、新聞の何を見てるんだろーかと思ったりもする。男女差で見るとどの年代でも男性のほうが認知度が高い。のはなんでなんだろう。
SDGsに関する商品、サービス利用意向については、レジ袋を持参することを筆頭に、機能的に問題のないものの購入、量り売り、不用品のフリマアプリ活用、と続いたとのこと。「もったいない」「ゴミ・ロスの減少」の意識が高いというか、個人で始めやすい取り組みということだろうな。
また企業が取り組むSDGsに対し、その活動を知ると企業のイメージが良くなると回答した人が74.9%いたと。これを見るとやっぱ企業はイメージ戦略としてSDGsを打ち出したほうが良いって流れも加速しそう。これまで顧客に対する価値や顧客課題解決って言ってきた製品の見方を変える、視点を変えた表現にすることに対して非積極的な対応・印象を持っている企業もいるがこれで後押しされるきっかけになるものだろーか。
自分の仕事にももっとがっつりSDGsを絡めて考えてみても良いのかもしれない。
なんか急がないと、自分ごときの知識すぐに一般化しそう、ていうかすでにされてそう。
(7月1日)

5月25日(火)SDGs推進へ 沖縄県にパートナーに登録
沖縄テレビ放送の記事。沖縄県が公募しているSDGsパートナーに、新たに40の企業、団体が登録されたとのこと。沖縄県では、「沖縄21世紀ビジョン」の中で県内に事業所を有する企業・団体を対象に、SDGsパートナーとして一緒に活動する団体を公募している。
沖縄が目指す2030年に向けた基本理念は『21世紀に求められる人権尊重と共生の精神を基に、“時代を切り拓き、世界と交流し、ともに支え合う平和で豊かな「美ら島」おきなわ”を創造する。』。
今回は環境負荷が小さい商品を開発する企業やこどもの居場所づくりを行う団体が選ばれたとのこと。こどもの居場所については、全国の中でも沖縄は貧困率が高い地域てこともあり、こどもの貧困も多いエリアなのでニーズ高そう。
沖縄県は県のsdgsサイトも立ち上げていて注力しているのがよくわかる。と思ってるけど、つい先日6月30日に発表されたSDGsへの取り組み評価が高い都道府県ランキングでは沖縄は23位、ほぼ平均点組。積極的に取り組んではいるけど県民の評価はまだいまひとつ、ってところか。
(7月2日)

5月26日(水)”とりあえずのSDGs”ではなく本質的なアクションを。生活者に指示されるSDGs発信のポイント
MarkeZineの編集者が、トライバルメディアハウスに取材した記事。トライバルメディアハウスは2020年にSDGsアクションを支援する「Good Tide」を発足したとのこと。
企業のSDGsへの取り組みが本格化し始めたのは2019年ごろ、ただし取り組むことに決めたものの何をどうすれば良いか迷っている状態が続いていた。2020年、コロナによる事業活動の停滞により、企業の自社振り返りというかSDGsに意識を向けることにした企業が増えたように思う。
取材にある企業の取り組み方のサポート事例では、組織横断のSDGsアクション組織組成→事業内容をSDGsに落とし込み→情報発信、とスタンダードな方法。とはいえ、この組織を作るのが割と難儀する。経営層の本気度と責任のもとに、裁量権を持たせた組織をつくるというのができれば、概ね企業のSDGsアクションは成功に向かえると感じる。こういう会社の仕事はあと数年はニーズがありそう。
(7月4日)

5月27日(木)SDGs未来都市に 本年度、都内から墨田区と江戸川区の2区が選定
東京新聞の記事。2018年度から、国が毎年約30自治体を「SDGs未来都市」として選定しているが、今年度東京都からは墨田区と江戸川区が選定され、墨田区は「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれたとのこと。東京では昨年度までに日野市、豊島区などが選ばれている。
墨田区は「『働きがい』を『生きがい』と暮らしにつなげるデザイン」を計画のタイトルとして設定。昔から根付くものづくりの文化にSDGsの要素を絡めた製品の開発やプロトタイプを作成するとのこと。墨田区は全国でも有数のものづくり産地で、100年企業も多く存在する。東京の伝統的工芸品に選ばれているものも多くが墨田区で製作されていたりする。ものづくりのノウハウを活かした、地元企業とのコラボによる地域課題を解決する商品、どんなものができるのか興味がある。
江戸川区は「海抜ゼロメートルのまち江戸川区が目指す『SDGs=地域共生社会』先進都市」をテーマとし、気候変動適応センターや区のSDGs推進センターを軸に脱炭素や温暖化対策、水資源保全の取り組みを行うとのこと。1000以上もある区事業すべてにSDGsの目標を関連付けたというのも意気込みを感じる。
ふたつのまちの総合計画を見てみて具体的な内容をみるのも面白そうかも。
(7月5日)

5月30日(日)SDGs、まずは知ることから お笑いコンビ「EXIT」りんたろー。さん、兼近大樹さん
毎日新聞の記事。有料記事なので冒頭部分しかわからないけど、記者が二人にインタビューしている。SDGsがメディアによく出てくるようになった中で、若者代表な感じでテレビに限らずいろんなイベントに出てるのがこの二人。デビュー当初から、だいぶチャラい系芸人なのに一人は保父さん?ベビーシッター?でもう一人は介護施設で働いていたっていう経歴もあって印象に残ってたな。吉本興業がSDGsに取り組むことを宣言して内閣府の表彰受けたのも大きいニュースだけど、その中で「SDGs-1グランプリ」てイベントでネタを考えることになったことがSDGsを知ったきっかけだったとのこと。
若者に影響力のある人気者が、ふざけず楽しくこういうことを話したり積極的に取り組むことは、ちょっと前ならダサイって思われがちだった気がする。最近は若者のほうが意志のある購買行動だったりSDGsネイティブな感じがあるから、こういうのもカッコイイってイメージになるんだろうなぁ
記事が全部読めないとなかなか書きづらい。
(7月6日)

6月4日(金)サステナビリティの先にある概念「リジェネレーション」とは?
IDEAS FOR GOODというメルマガの記事。
日本ではようやっと浸透してきた「持続可能」をとびこえて、世界の最先端では、持続可能では地球上の資源が間に合わない、「再生」する必要があるとして「リジェネレーション」「リジェネレイティブ」という言葉が使われ、再生を目的とした活動も始まっているとのこと。
持続可能であることは、現代のニーズを満たしつつ将来のニーズも満たそうって考え方だけど、多くはなるべく資源を使わないって方向に行ってしまってるという警鐘があって、その活動は別に地球に良いことをしているわけではない、プラマイゼロ(またはマイナス)じゃねって考え方。Regenesis Groupのビル・リード氏によると、サステナビリティの考え方は人間と自然が分断された考え方であって、リジェネレーションは人間も自然界のシステムの一部だという考え方。
個人的には人間が自然の一部であること、自然界システムに組み込まれていることは当たり前だと思っているのでサステナビリティがそういう考え方に基づいていなかったのか?てところは疑問が残る。同じ違和感はSociety5.0の「人間中心の世界云々」の部分にも該当する。サステナビリティというより、SDGsの開発・発展部分の印象が強くて定義が分かれるのかな。
リジェネレーションの考え方がサーキュラーエコノミーにもつながっていることは理解しやすい。「改善」でなく「変革」をもってシステムを見直すということが求められているのはSDGsも同じはずだけど、普及の過程でもともとの志向が鈍化というかしてしまっているのかもしれない。SDGsを環境問題または+人権問題って考えている人もやたら多いし。
事業をすればするほど再生されていく仕組み、構造を考えるのはかなりクリエイティブだなぁ。
リジェネレーションの概念として「繁栄」が重要なキーワードであること、繁栄した社会には「尊厳」「機会」「コミュニティ」があるらしい。難しい。
この記事結構長くて、リジェネラティブ・エコノミーの8原則や世界の事例として再生×街づくり、再生×農業、再生×観光業があげられている。
定義は少し異なるかもしれないけど、トレードオフに気を付ける考え方や抜本的な改革や挑戦が必要なことは変わりない。日本に入ってくる、普及するのはあと2年くらいかかるかなぁ、、
(7月7日)

6月8日(火)日本におけるSDGsの重要な課題は「ジェンダー」と「環境」
ニッポン放送の「あさナビ」で一般社団法人SDGsアントレプレナーズの青柳仁士氏が出演した際の記事。
6月7日から1週間ゲストとして出演されたようで、記事も5日分あり、SDGsについて掘り下げた内容になってる。
日本が世界的に遅れをとっている課題のひとつが「ジェンダー」。前から言われていることだけど今年のランキングでもまた順位下がったんじゃなかったけな。企業の女性管理職の平均はもちろん、就職・就学でも格差がある。
もうひとつ、大きな課題が「環境」。日本は食料自給率も低いが、基本的にいろんなものを輸入している。プラス、大量生産大量消費国。リジェネレーションの立場でいうと、持続可能ではなくて再生してかねばくらいの気持ちでいかないといけないだろうな。リサイクルどころじゃない。
トークの中では日本の貧困「相対的貧困」について、企業の取り組み、企業が取り組むことのメリット(デメリット)にも触れてた。わかりやすい内容だったのでこの5回シリーズは初心者向けに良さそう。
青柳さんは1回一緒に仕事をさせていただいたというか発注させてもらったことがある。実際に国連に携わっていた経歴もあり、かなり深い考察と知見をお持ちの方。またどこかで仕事できたら良いなぁ。
(7月8日)

6月22日(火) SDGs「2030アジェンダ」報告書を
日テレNEWS24の記事。日本政府が22日、SDGs推進本部を開き4年ぶりに報告書をまとめたとのこと。来月の国連フォーラムで発表予定。再生可能エネルギーについて浸透している一方、ジェンダーの課題は深刻化しているとのこと。
ていうか、え、報告書4年ぶりって。2020年はコロナショックがあったにせよ、安倍政権、立ち上げ以降動いていなかったのか。まじか。そういえば確かにSDGsランキングって世界の評価機関がしたやつで、日本の報告書ってなかった、、それじゃー国内に対しての説得力もなかろうな。
国連フォーラム、注視しよう。
(7月9日)

7月1日(木) これが大事なSDGs 地域の草刈りとごみ拾い
STVの記事。札幌市南区の住民が、SDGsの取り組みの一環として国道230号沿いの草刈りやゴミ拾いを行ったとのこと。持続可能な活動にしていくそう。
短い記事だけど、良いなぁこういう活動。できることからちょっとずつ、継続してやるって意外と難しい。学校とかだと年毎に学生も変わるし、同じ温度感で続けることはなかなか難しかったりする。
この活動が関連するターゲット、3.6の交通事故減とか、4.4働きがいがあり人間らしい仕事をする技能を身につけるとか、11.2交通の安全性改善、11.3誰もが参加して持続可能なまちづくり、あたりかなぁ。
この活動は無償なんだろうか。ボランティアとしての持続可能も大事だけど、より持続的な活動にしていくために経済循環というか、労働に対する成果が収入として得られる仕組みも必要だと思う。そこが、人が変わったりして温度感が変わっても続けられるひとつの解決策になったりしそう。
(7月11日)

7月7日(水)SDGsは伝説の「ライブ・エイド」が原点だった?貧困撲滅運動ヒストリー
ダイヤモンドオンラインの記事。サニーサイドアップの次原氏が、同社の活動とライブ・エイドからつながる貧困撲滅運動について語られたもの。
ライブ・エイドは『ボヘミアン・ラプソディ』で初めて知った。20世紀で一番成功したチャリティライブとのこと。ライブで集まった総額は当時の日本円で約280億円という金額だったけど、アフリカ諸国が借金している額の利子1週間分にしかならなかったというのが衝撃。ただ、その流れが続いて2005年「ホワイトバンドプロジェクト」として動き出し、チャリティライブとは違う形でたくさんの人を動かし、ついに世界政府や国際通貨基金を動かし、ライブ以上の経済効果を発揮したとのこと。ODAの金額も上がったようで、SDGsの前身であるMDGsが掲げた「貧困の半減」目標に近づける効果があったんだろうなと思う。
サニーサイドアップ社もこのプロジェクトを日本国内に広める活動を行ったが、会社としてはかなりの赤字だったとのこと。そこで、持続可能な活動のためには企業がきちんと利益を出すことを訴えている。これはいわゆるこれまでの企業メセナとか利益の一部を社会貢献活動に充てるという考え方ではない、本来のCSRや最近でいうCSVにつながる考え方。SDGsも、ボランティア活動では継続できないのでCSVと似た概念だとよく言われる。
原点でいうと環境系とかもすこし違うルートの話もあるのでなんとも言えないけど、大きい流れの契機のひとつになっていることは確かなんだろうと思う。そんで、政府とか行政がいくら意識高く活動してもなかなか課題は解決しなくて、民間ベースというか、地球に生きる住人ひとりひとりが少しずつ意識して、それがステータスになるような文化が形成されるととてつもなく大きな力になることの好例。今は行政向け提案みたいな仕事が多くなってきたけど、民間が主導して既成事実を作って行政に乗ってもらうというか、動かざるを得ない状況づくりがいるかなぁ。
(7月12日)

SDGs目標のターゲットを考える 15.陸の豊かさも守ろう

SDGs17目標の15番目「陸の豊かさも守ろう」海に続いて陸も。なぜ海が先なのか、海のほうが深刻なのか?順番に意味があるかはわからないけど、陸の本文は長め。「陸上生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、土地の劣化の阻止・回復ならびに生物多様性の損失を阻止する」。森林や生物といった資源を持続可能にというのは海と同じだけど、より求められるレベルが高いようにも感じる。人間が侵入しやすい分、いろいろなところで影響というか深刻な面が多いということかな。

ターゲット15.1、15.2、15.8、15.9は、2020年目標。
15.1は森林・湿地・山地・乾燥地をはじめとする陸上生態系と内陸淡水生態系、それらのサービスに対する保全・回復・持続可能な利用の確保。国際協定のもと決められた義務に則ってとあるけどこれは誰が達成状況を決めるんだろうか?
15.2はあらゆる種類の森林の持続可能な経営の促進で森林減少阻止、と、世界全体で新規植林と再植林の大幅増加。日本は未だに世界木材輸入量2位なんだろうか。
15.8は外来種の侵入防止と優先種の駆除または根絶。15.9は国や地方の計画策定・開発プロセス・貧困削減の戦略や会計に、生態系と生物多様性の価値を組み込むこと。
果たして今年中に達成できるのかこれらの目標。目標設定から5年経つことになるけど、個人的には達成しているようには感じられない。。。

ターゲット15.3は2030年までに劣化した土地と土壌を回復し土地劣化に荷担しない世界の達成への尽力。劣化した土地と土壌てのは、砂漠化、干ばつ、洪水の影響を受けた土地など。国連データによると、地球上の植生で覆われた地表面の約1/5が1999年から2013年にかけて生産性の低下傾向にあり、10億人以上の生活を脅かしている。農地の19%、森林の16%、草原の19%、放牧地の28%を含む最大2400万平方キロメートルの土地が影響を受けた。

ターゲット15.4は生物多様性を含む山地生態系の保全。これはなんでもかんでも保全するんでなく、持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の強化につながるようなもの。外来種とか、固有種の生態系を破壊するようなものは該当しない。たとえば昆虫がいなきゃ植物が受粉できないみたいな、生態系を保全するのに有益な生態系をちゃんと守ろうっていう目標。

ターゲット15.5は、15.4で保全する山地生態系の中でもより緊急度が高い、絶滅危惧種の保護、絶滅防止の緊急対策が目標。国連データでは1993年以降、世界的な絶滅危惧種のレッドリスト指数は0.84から0.74に低下している。(低いほど悪い)この生物多様性に対する脅威の主な原因が、持続不可能な農業、森林減少、持続不可能な収穫と貿易、侵略的な外来種による生息地の喪失。こうしてみると日本も例外でなく、海外に迷惑かけてる感もだいぶ出てくる。農薬を使いまくった土地で連作障害が起こったり、大量に捨てることになるのに過剰に輸入してたり、自分たちの適正をわきまえないといけない。

ターゲット15.6は国際合意に基づく遺伝資源の利用から生じる利益の公正で公平な配分の推進と適切なアクセスの推進。遺伝資源てナニモノと思ってウィキったらこれ
『現在あるいは潜在的に利用価値のある遺伝素材である。 ここでいう遺伝素材とは遺伝の機能的な単位を持つ生物その他に由来するもの(wikipedia)』
ナルホドワカラナイ。遺伝子組み換え大豆とかじゃがいも的なことかな?品種改良でたくさん収穫できるようになったものは公正で公平に分けましょう(関税撤廃?)、その栽培方法も適切にアクセスできるようにしましょうってことか?

ターゲット15.7は動植物種の密猟および違法取引の撲滅に対する緊急対策と違法な野生生物製品の需要と供給の両方への対処。違法取引が発生するのは、欲しがる人がいるから。そのほしい人への対処もっていうのは特徴的に見える。取る人だけが悪いんじゃなく、にわとりかたまごかじゃなく両方に対処が必要なんだなぁ。

ターゲット15.aは生物多様性と生態系保全、それらの持続的な利用のための資金動員と大幅な増額。15.bは持続可能な森林経営推進のための資金調達、開発途上国へインセンティブを付与するための相当量の資金動員。ふたつとも目的は少し違うけど要はお金をたくさん投入するよっていう目標。
15.cは持続的な生計機会追及のための地域コミュニティの能力向上、保護種の密猟や違法取引に対処するための努力に対する世界的な支援強化。
これからの生態系、森林を持続的にしていくための資金面、リーガル面?の強化が手段としてあげられている。

キャッチフレーズだけでみると目標14「海の豊かさを守ろう」のペアみたいに「陸の豊かさも守ろう」ってゴロが良い感じだけど、その中身は具体的に生物多様性、森林経営、絶滅危惧種保護、違法取引とか侵略について、それぞれの回復とか悪化阻止とかが目標になっているのが目標15。環境問題でよく取り上げられる「パーム油」関連はまさにこの目標に該当する。日本人の暮らしの中にも浸透している。RSPO認証のパーム油か、FSC認証の木材か、一般商材から判別するのは難しいけど、ナチュラルローソンとか?オーガニック系商品屋さんでは認証マークついた商品も売っているはずで、少々高くてもそれを選択して買うという行為の積み重ねが世界を変えると信じて動いてみる必要がある。

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